あなた色に輝いて歩もう

(5)性同一性障害の方の中には、悩みすぎた、一人で抱えすぎたからでしょうか・・“人との協調性に、極度に戸惑っている”と感じる方もおられます。中には非常に攻撃的な方もいて、接することが難しいという場面もあるのです。

(答)性同一性障害の人の中にも様々な人がいる為、一概には言えません。
確かに、性別の関係無いことまで性別のせいにしている。もしくは性別にとらわれ過ぎて偏った価値観になっている方もいるかもしれません。しかし、それは性同一性障害だからではなく、あらゆるコミュニティや人にも言い当てはまることでもあり、仮に性同一性障害の人が何か不祥事を起こしたり不快な想いをさせてしまった際は、それは性同一性障害だからではなくその人「個人」による問題である。
ということと同じことなのではないでしょうか。
ただ、実際問題、男女毎に区分されるものにおいて困ってしまうことがあるのは事実です。
例えば、入浴施設、制服、トイレ、病院、結婚、カミングアウト、子どもを授かること、社会もしくは他者の価値観の中での男性ジェンダー女性ジェンダーを押し付けられるなど、、、戸籍に基づいた性別に区分されるものは全般と言えます。
その「苦痛」自体も精神的なもの、肉体的なもの、社会的なものと、種類も違えば感じ方も異なります。
決して悩みの種類や大きさによって見境が決まる訳ではないので、あるとすれば
当事者本人がどこまで性別という概念だけではなく物事を捉えた上で判断していくのか。
という判断基準に行き着くようにも思います。
なので当事者の方はある意味、社会から見ると自分個人の問題だからと思っていても、同じ当事者の方
全体が一括りにされてしまう一面もあるということは、知っておかなければならないかと思います。

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