(2)性同一性障害の方は、同性愛者の方に比べると、社会に対する理解・差別への反発活動などは目立ちませんよね。何か考えがあるのでしょうか?
(答)100問答の(1)でも触れましたが、誰もが皆、理解を求めているわけではありません。騒ぎを立てたくない・知られない方がよいと思っている方もいます。
ただ、意見が分かれる中、堀川がこうした活動を行っているのは、かつて自分が性別のことで悩み苦しみ、全てを恨み身体のせいにして、死についても考えた自分がいたからであり、こうした活動が、性同一性障害の方だけでなく、同性愛者の方にも必ず力になると信じているからです。
いずれにしても堀川自身は、情報や、自分自身の姿を発信していくことで、あの時の自分と同じ状況の方々に「自分に産まれてこられてよかった」と思ってもらえたらという願いで活動をしています。